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2007年11月08日

「比内鶏」と「比内地鶏」

「地鶏」の偽装問題は、秋田の「比内地鶏」のみならず、全国に飛び火している。
卵用鶏の廃鶏や肉専用種であるブロイラーを「地鶏」と偽装しているという訳だ。

「名古屋コーチン」では、DNA鑑定を行って、ブランドイメージ維持に躍起になっている。
「名古屋コーチン」の場合、それは純系の鶏(つまり、両親とも名古屋コーチン)のこと。
だから、DNA検査でハッキリと結果が出る。
しかし、他の地鶏は、純系じゃないんだよね。
DNA鑑定など科学的に特定する技術がまだ確立していないらしい。
純系ではないということは、他の色々な鶏の遺伝子が交じっている。
だから、交じる血統を完全にコントロールしない限り、それが本物の「地鶏」と言えるのかどうか、鑑定するのは難しかろう。

因みに、「比内地鶏」の場合、雄の「比内鶏」と雌の「ロードアイランドレッド」を掛け合わせた一代限りの雑種(F1)。
そして、飼育法なども規定して、「比内地鶏」のブランドを形作っている訳。

ところで、「比内鶏」と「比内地鶏」とは違うんだろうか?
「比内地鶏」がF1雑種であることを見れば、「比内地鶏」は「比内鶏」の子供であることが分かる。
「比内鶏」は、縄文時代以前から秋田県北部の比内地方を中心に飼育されてきた日本固有の種。
純粋な日本地鶏で品種改良もされておらず、学術的に価値が高いので、1942(昭和17年)7月21日に国の天然記念物に指定された。
また、「比内鶏」は普通の鶏に比べて身体が小さく、繁殖力も弱い為、食用にはあまり向いていなかった。
肉の味は絶品なんだけれど、肉用鶏としては問題があったんだね。
そこで、大型で繁殖力が強いロードアイランドレッドと掛け合わせて「比内地鶏」を作ったという訳。

「比内鶏」と「比内地鶏」・・・どちらも「地鶏」なんだよね?
では、「地鶏」って、いったい何だろう?

posted by GISOKKO at 19:35| 地鶏

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